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2007/08/17

狼なんか怖くない

先日、
久しぶりにシツケ基礎本を読んだ。

『手からフードをあげましょう』
とか読んでいたら、
そんな時代もあったよね。
なんて、今までの事が走馬燈のように思い出された。

で、
ある時期、
手からフードをあげるだけでは物足らず、
『口うつしでフードをあげる』
という、
奇行に走ったこともあったと思い出した。


数年前のある日、
テレビで狼の番組を見ていた時。

野生に近い状態で保護されている狼グループがあって、
今日、そこに新入りが入ると言う。

その新入りはひどく攻撃的で、
狼グループのリーダーはルールを重んじる厳しいお方。

一悶着あった場合、
血を見るかもしれない。
その、柵で囲まれた保護地区に、
一か八か新入りを入れたのだ。

しかし予想に反して、
リーダーと新入りは、
お互いに近づかず、
緊張状態を維持しながらも、
距離をおいていた。

食事の時間になると、
リーダーは自分の分を先に食べ、
仔狼に吐き戻して餌を与えた。

すると、
それを見ていた新入りが、
リーダーの口からベロンと流れてる餌を、
口うつしで食べ始めたのだ。

リーダーの口ごしに食べることは、
新入りにとって、
「私はアナタの保護下にいます」
と、尊敬と信頼という意味らしい。

そしてリーダーも、
「私はアナタを受け入れます」
と伝えているらしい。


私は、超感動した。
ケンカも権力争いもせず、
一方的な上下関係を示すワケでもなく、
人間とは違って平和的な解決法を見いだす狼。

狼ってカッコイイ!と思った。
狼になりたい!と思った。
私もアレがやりたい!と思った。


で、
家にあった一番長さのあるオヤツ、
"ブタミミ"を口にくわえ、
ラッキーに口移しで食べさせようと試みた。

さすがの私も、
クッキーみたいな短いオヤツを口うつしにあげるのは、
居酒屋ポッキーゲームのような、
ちょっとブルーな気持ちになる。
ブタミミなら許容範囲だ。


しかし、
ブタミミをくわえながら迫ってくる私に、
ラッキーは鬼気迫る恐怖を覚えたのか
逃げまどった。

あぁ、そうだ。
我が家はフードをあげる時には、
いつも「ヨシ」って言ってるっけ。
人が何も言ってないのに食べるのはルール違反って、
ラッキーに強く教えていたんだっけ。

で、
ブタミミをくわえたまま、
「オヒ」と言った。
くわえているから「ヨシ」と発音出来ないのだ。

「オヒ」「オヒ」「オヒらって(だって)、オヒ」と、
口からブタミミを垂らしながら迫られ、
ラッキーはすごく困惑した。

しばらく逃げていたラッキーだが、
「なんだか意味不明だけど、
コレを食べなきゃ、この仕打ちからは逃れられないんだ。」
と思ったらしく、
私の口から、ブタミミをそおっと抜き取って逃げていった。

私は感動した。
私も狼になれたんだ!!


この「狼流 口移し儀式」は、
しばらくブームとなり続けられた。


私は昔から、
「狼はこうやってるんですよ」な言葉にめっぽう弱い。
勝手な解釈で、
ラッキーにマウンティングしたり、
軽く噛みついたり。
ハッキリ言って、アホだ。

後は、
『お尻の臭いを嗅いで挨拶』が出来たら完璧だが、
コレはなかなか出来そうもない。

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